ジャパンフォーカス:明治、コカ・コーラ、子どもの食生活への不安など、さまざまな話題を提供します。
乳タンパクの補給で月経時の疲労が緩和される可能性 - 明治の研究
乳製品大手 明治の研究によると、乳タンパク質、特にα-ラクトアルブミンを補給することで、月経に関連する症状が改善することが明らかになった。
この研究には、明治の研究開発・新製品開発部門と、茅場町こころのケアクリニックの研究者が参加した。日本人女性60名を対象とし、α-ラクトアルブミン180mgまたはプラセボを含むカプセルを一定期間、5粒/日摂取してもらった。月経前症状と月経時症状を記録し、月経痛を測定した。
研究成果は、Japanese Pharmacology and Therapeutics (JPT)に掲載された。
需要計画:コカ・コーラ、日本での食品廃棄物大幅削減のために、いかにデータと消費パターンを活用しているか
コカ・コーラは、日本における食品廃棄物を削減するために、どのようにデータを活用し、賞味期限の延長に努めているかを明らかにした。
同社のデジタル部門責任者であるKhalil Maaouni氏は、日本国内の25万店舗と70万台の自動販売機の需要予測を改善したほか、賞味期限を延ばすために5億ケースの飲料をギリギリに配送するなど、データ集約により生産プロセスを最適化して無駄を最小化したと述べている。
不摂生な食生活を補う?サプリメントを摂取している日本の子どもたちは、健康的な食生活を送っていない - 政府出資の調査
栄養補助食品を摂取している日本の子どもたちは、そうでない子どもたちに比べて、油や菓子の摂取量が多く、野菜や果物の摂取量が少なく、健康的な食生活を送っていないことが、新しい調査で明らかになった。
政府が支援するこの調査では、910人の子どもたちを追跡調査し、80人(8.8%)が栄養補助食品を利用し、20人(2.3%)が毎日栄養補助食品を利用していることが判明した。また、栄養補助食品利用者は非利用者に比べて野菜や果物へのアクセスが著しく悪く、非利用者に比べて野菜や果物の摂取量が極めて少ないことが明らかになった。
日本の機能性食品のジレンマ:2021年度、認可されたFFC製品の3分の1強が上市に 成功
2021年度に認可された機能性表示食品(FFC)のうち、上市しているのは約3分の1に過ぎず、6割以上が上市を保留していることが、独自の新データで明らかになった。
2021年4月から今年3月までの間に、届出受理されたFFC 1,445品目のうち、市場投入を果たしたのは495品目に留まっている。
植物の力:独自の研究により、プロバイオティクス・トニック企業であるAkesiがAPACでの事業拡大に向け大きく前進
シンガポールのバイオ発酵トニック企業Akesiは、製品のポリフェノール含有量に関する新たな研究が、今後5年間のAPACにおける同社の成長の起爆剤になることを期待している。
同社の創業者は、2023年から2027年にかけて、マレーシアやその他の東南アジア諸国、日本などの大きな市場へ参入することを計画している。