米と輝き:日本の低糖質米の拡張計画が進行中
同社は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでトライスを販売している。 また、タイ、中国、米国などの新しい市場への参入をも検討している。
現在、トライスは、オンラインストア、ジム、eコマースサイトQoo10を介して、日本でのみ購入可能、2018年10月に販売が開始された。
低糖、高食物繊維
トライスは、通常の米と比較して、糖質が77.9%、カロリーが40%低く、食物繊維が90%高くなっている。
代表取締役社長であるHiroshi Obuchi氏によると、トライスは国産米粉、コーンスターチ、難消化性でんぷんから作られている。
市場に出回っている低糖質米のほとんどは、こんにゃくと野菜でできているが、トライスは「米に近い」低糖製品だとアピールしている。
Obuchi氏によると、通常の米、100gの食物繊維含有量はわずか0.3g、それに対し100gのトライスには27.7gの食物繊維が含まれており、「トライスは食物繊維が豊富で、腸内環境を改善する効果があります」と説明する。
トライスは、通常米の糖質(36.8g / 100g)・カロリー(168kcal / 100g)と比較してそれぞれ8.1g / 100g、100kcal / 100gと低く抑えられている。
誰のため
Obuchi氏はFoodNavigator-Asia誌に、トライスは糖尿病患者だけでなく、「糖質制限ダイエット」中の消費者やアスリートにも適していると語った。
厚生労働省が実施した調査によると、日本には約2000万人の糖尿病患者および前糖尿病予備軍がいる。
Obuchi氏は、トライス摂取後の患者の血糖と体脂肪の変化を現在病院と共同研究をしている。
また、トライスはリゾットやパエリアなどのさまざまな米料理にも使用できるとの事。
トライスは国内生産され、150gあたり400円で小売されている。
KBS Corporationの親会社は、印刷会社のKeibunsha。 Obuchi氏は、「印刷市場は衰退しており、ペーパーレス化の傾向が進んでいます。トライスを販売すれば、関連する箱やフィルムをKeibunshaが一手に引き受けられると考えています」。
米製品に加えて、KBS Corporationは将来、凍結乾燥した無糖のスイーツを開発する予定であるとObuchi氏は述べている。