ブラン ニュー:Carlsberg、 Unilever、アサヒ、その他ビッグブランド特集

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インフレと課税:Carlsberg Malaysia、今期200%超の利益成長にもかかわらず慎重な見通しを維持

 Carlsberg Malaysia は、2022年第3四半期の純利益が前年同期比200%以上の伸びを示したものの、インフレと課税の圧力に対する懸念から、会社全体の成長に対する慎重な見通しを維持している。

2022年9月30日に終了した四半期について、Carlsberg Malaysiaは、売上高が63.7%増の5億7160万RM(約170億円)、利益が236.3%増の1億240万RM(約37億円)であることを発表した。

しかし、Carlsberg Malaysia Managing DirectorのStefano Clini氏は、2021年度に見られたベース利益の低さはCOVID-19のパンデミックの影響を大きく受けた事と、6月から8月中旬まで醸造所の操業を停止した結果であると強調している。

紅茶がインフレに逆らう:Unilever India、商品コストとローカライゼーションの改善により価格を引き下げ

Unileverのインド法人である Hindustan Unilever Limited (HUL)は、紅茶の価格を引き下げる動きについて、「Winning in Many Indias」ビジネスモデルの成功と、紅茶のコモディティ価格が珍しく下落したことに起因するとしている。

HULは最近、2022年度第4四半期の売上高が前年同期の1,284億インドルピー(約2,037億円)から16%増の1,487億インドルピー(約2,360億円)、利益が前年の219億インドルピー(約347億円)から20%増の262億インドルピー(約416億円)であったと発表した。

ビールが復活:アサヒ、売上高を回復させるも、ロウ/ノンアルコール製品に注意を喚起

飲料大手のアサヒは、日本で消費者のビールへの関心が再び高まっているが、低アルコール製品やノンアルコール製品を含む他のセグメントについては、今後いくつかの課題があると見ている。

今年初めにアサヒが2022年度上半期の業績を発表した際、同社は日本での缶ビール部門にさらに強く注力する計画を強調していたが、この動きは同社のビール事業にとって成果を上げたように見える。

このことは、先日発表された2022年度第3四半期決算にも反映されており、ビールは2022年7月から9月までの3ヶ月間で増収増益となったトップカテゴリーとなっている。

機能的な未来:プレミアムミルクブランドKoita、アジアでの勢い維持のためNPDの推進に注力

UAEのプレミアムミルクブランドKoitaは、アジアでの成長を維持するために、機能性飲料を含む新しい製品ラインの導入に向けた取り組みを強化している。

同社は今年、オーガニック乳製品と植物由来の製品群を中心に、国内での事業が87% 急成長している。

「ピカピカの新しいおもちゃではない」:ofiの新しいシンガポール拠点は、どのように「聖杯」のような地域的革新につながるのか

Olam のチーム ofiによると、健康、味覚、利便性を組み合わせた食品イノベーションの「聖杯」をアジア太平洋地域で実現するには、ローカライゼーション戦略が重要である。

Ofiは、Olamの新しい事業部門で、乳製品、ココア、コーヒー、ナッツ、スパイスの5つの主要分野を、農場から製造までのバリューチェーン全体にわたってカバーし、食品と食材の側面に焦点を合わせている。