スタートアップスポットライト:PepsiCoのGreenhouse Accelerator、Haofoodの植物性チキン、Joomaの乳製品不使用ヨーグルトなど、注目のスタートアップを紹介します。

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次世代型グリーン プログレス:PepsiCoは中東のアクセラレータを介し斬新なF&Bサステナビリティ・テックを求める 

PepsiCoは、中東地域のビジネスを補完するために、食品・飲料分野における斬新なサステナビリティ・テクノロジーを求めており、アジア太平洋を含む他の市場にも目を向ける計画がある。 

同社は、昨年11月に中東・北アフリカ(MENA)地域向けの「PepsiCo Greenhouse Accelerator」プログラムを開始、今年初めに、現地で最終選考に残った10社が発表された。10社は現在、6ヶ月間のアクセラレーター・プログラムに参加しており、終了時にはペプシコから10万米ドルの助成金を獲得することを目標としている。 

 

くく鳴良し:上海の植物由来の フライドチキン メーカー Haofood、独自の拡張計画を発表 

上海の植物ベース企業Haofoodは、投資家から多額の資金援助を受け、国内外で意欲的な事業拡大のスパンを明らかにした。 

Astrid Prajogo CEOは、研究開発インフラの強化、販売チャネルの多様化、中国や東南アジアといったその他の地域への進出を通じて、4,000%から6,000%の成長を達成する計画の概要を説明した。 

 

買って、食べて、繰り返す:中国の植物由来新興企業が競争の激しい分野でリピート購買を促進する方法 

このカテゴリーのパイオニアによれば、中国で急成長している植物由来製品で売上を伸ばすには、健康、安全、味の3つの側面からマーケティングを行うことが重要で、新しい顧客を引き付け、それを維持し、売上を持続的に成長させることが必要だという。 

FNA Food and Beverage Trailblazersポッドキャストの今回のエピソードでは、Joomaの創設者である Dr. Stefan Schmalに話を伺う。彼は、中国はアジアの食品トレンドの「灯台」であり、世界最大の国での成功は世界最大の地域への成功の道を開くと考えて、中国でのJooma立ち上げを選択した。 

Dr. Schmalは、中国とアジアの植物由来部門は、欧米市場と比べるとまだ初期段階だが、計り知れない市場可能性を示していると強調する。 

 

スエヒロタケのセンセーション:タイのMore Meat社はクリーンラベルの取得を目指すと同時に、新しいRTC製品も計画中 

キノコを原料とするタイのプロテイン企業More Meatは、クリーンラベルの認定取得に向けた取り組みを進めるとともに、調理済み食品(RTC)の新ラインアップの立ち上げにも着手している。スエヒロタケ (splitgill mushroom) は、タイのゴムの木にたくさん生えているキノコだが、地元の消費者にも食材としての知名度は高くはない。 

More Meatがスエヒロタケをベース原料として選んだ理由は、β-グルカンを多く含み、肉のような独特の構造を持つため、製品に肉を感じさせるための余計なフレーバーが不要なためである。 

 

間食の落としどころ:タイのMUNCHHH、健康志向と楽しみのバランスでイノベーションを実現  

タイのヘルシースナッキングブランド、MUNCHHHは、消費者をリピーターにするために、健康と楽しみのバランスを優先し、スナッキングの「落としどころ」と呼ばれるものをベースに、数々の賞を受賞したスナックシリーズを開発している。 

同社の創業者によると、「Lay'sポテトチップスのようなおいしさだけを追求したスナックと、サプリメントや栄養補充食品のような健康的であることを重視した製品の中間」であるとし、おいしさと健康の両方のバランスを備えたヘルシースナッキングソリューションを生み出すことを目指している。