フルーツ分野進出:日本のカルビーは健康的な新製品開発を続け、ドライフルーツスナックの試験販売を行う

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日本のスナックメーカーであるカルビーは、健康に配慮した新製品の開発を進めており、ドライアップルスナックの試験販売を実施、日本の消費者の関心を探る。

ポテトチップス、えびせん、シリアル、豆菓子などで人気を博している同社が、ドライフルーツを使ったスナックを、カルビーのオンラインショップと全国の小売店で販売している。

カルビーの広報担当のSatoshi Yoshida氏は、FoodNavigator-Asia誌の取材に対し、ドライアップル製品が市場に受け入れられているかどうかを調査していると語った。

同氏によると、ドライフルーツを使ったスナックは日本ではまだ歴史が浅く、より健康的なスナックを求める消費者を獲得したいと考えている。ドライアップル1袋(10g)あたりのカロリーは42kcal。

カルビーの試験販売は今回で2回目。1回目は2020年12月に行われたもので、2つのSKU(赤りんご、青りんご)を発売し、りんごの産地である青森県でのみ販売された。

今回は、より多くの関心を調査するため、試験販売が全国に拡大された。

販売実績はオープンにされなかったが、最初の試験販売では「お客様からの反応も良く、順調に売れました」

フルーツスナック

Yoshida氏によると、カルビーの今回の取り組みは、中期経営計画(2020年~2024年)の一環で、独自の加工技術の開発や天然素材の活用により、新たな食の領域を開拓しているという。

このドライアップルスナックは、カルビーの新加工技術ネオドライ製法で作られている。

ノンフライ製法により、サクッととした食感となる。

国産ふじりんごの甘みと酸味の特徴をそのままに、他の原材料は一切加えていないようだ。

油で揚げていなくても、適量の油をスプレーすることで食感を出している。

その他の製品

また、カルビーの健康志向のスナックは、タンパク質やビタミン、ミネラルを加えたグラノーラブランド(フルグラ)がある。

最近では、大豆を使ったスナックMiinoブランドの商品も発売している。