「楽しくて懐かしい」 チュッパチャップス、日本市場初のミルクベース飲料を発売

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製菓大手のペルフェッティ・ファン・メレは、トーヨービバレッジとの共同開発により、チュッパチャップスブ ランドで日本初となるドリンクを発売した。

商品は、7月に発売した「ストロベリークリームミルク」と、8月に発売予定の「コーラゼリー」。

190ml入りで、全国のコンビニエンスストアやドラッグストアなどで販売されている。

ロリポップや菓子製品で知られるチュッパチャップスにとって、乳飲料市場への初進出となる。

チュッパチャップスは以前、ヨーロッパのユニリーバと共同でデザート、ベーカリー製品、アイスクリーム、ドリンクを開発した経緯がある。

Perfetti Van Melle GroupのエリアライセンスマネージャーであるChristine Coolさんは、乳飲料分野にイノベーションをもたらすことができる、チュッパチャップスの特徴的なフレーバープロファイルを利用することを決定したとFoodNavigator-Asia誌に語った。

「巨大な知名度と長寿命のブランドで、市場に新しさをもたらしたい」と続けた。

トーヨービバレッジは、今回のコラボレーションは、チュッパチャップス ブランドに関連して、消費者に美味しく、楽しく、幸せな体験を提供したいという両社の関心から生まれたものであると付け加えている。

老いも若きも

このドリンクは、ロリポップの中心的な消費者である子供、ティーンエイジャー、そして若者を対象としている。

とは言え、Coolさんは「子供の頃の楽しい時間を思い出すような、ノスタルジックな体験をしたい年配の人たちを引き付ける可能性もある」と語っている。

日本で最も人気のあるゼリーコーラ味は8月に発売される。

健康意識の高まりや、砂糖を減らした製品に対する消費者の要求を認めているが、Coolさんによると、消費者は「依然として新しいフレーバーの感覚や感性を発見するスリルを気ままに味わうことを楽しんでいる」そうだ。

「最初の発売で、消費者は私たちのフレーバーと他の食品・飲料製品とのノスタルジックな関連性に非常によく反応しており、時々ちょっとしたおやつを食べたいと思っていることがわかりました。」

日本で、チュッパチャップス ブランドは15年以上にわたり、アパレル、パーソナルケア用品、菓子などのライフスタイル事業に進出しており、ライセンスエージェントであるサンリオファーイーストが運営している。

日本で革新的な食品・飲料製品に参入するには適切な時期だと感じていると述べている。

「私たちは、このブランドが、ドリンクやフローズンノベルティなど、日本の一部の厳選された食品・飲料カテゴリーにも進出する準備ができたと感じています。」

日本以外では、チュッパチャップスは2017年にシンガポールと韓国でソフトドリンクバージョンを発売した。