この製品は、米国農務省(USDA)および厚生労働省(MHLW)によって確立された食事ガイドラインに従って、一日の栄養素の最大3分の1量を提供する栄養バランスの取れた麺として宣伝されている。
同社は、消費のしやすさとともに、味と健康のニーズを満たす栄養のある主食の開発に努めていると述べている。また、日本ではベースパンとベースパスタも販売している。
Base noodles
Base FoodのCEO兼創業者であるShun Hashimoto氏は、ベースヌードル 1食分で29gのタンパク質、8gの繊維、25種のビタミンとミネラルを摂ることができ、原料には全粒小麦、海藻、大豆、亜麻仁油が含まれていると説明。
日本では、食事で推奨される栄養素を摂ることができない多忙な社会人からアスリートまで多岐にわたる顧客がいる。麺は調理に2分しかかからず、多忙な人にぴったりとなっている
同社は2016年に設立され、その後50万食以上を販売しており、Hashimoto氏は売上が急速に伸びていると付け加えた。
何故、アメリカ
同社によれば、米国の消費者は、肥満と高い医療費が上昇し続けているため、自分の健康をより意識するようになっている。
同社が最初にサンフランシスコベイエリアの市場をターゲットとしたのは、この地域が同様のサステイナビリティを重視する企業のハブエリアであるからである。
Base FoodのCOOであるMichael Rosenzweig氏は、サンフランシスコ地域は消費者が食品業界を含む多くの業界の新製品やサービスにオープンなイノベーションのハブであり、植物ベースの製品、代用食、栄養バランスの取れた製品に関心を持っていると説明。
Hashimoto氏は、同社は現在米国で事業を開始したばかりだが、将来的にはヨーロッパやアジアの他の地域に拡大する考えがあると述べ、「ベースヌードルが多忙な社会人やアスリートの間で人気となり、食事に取り入れてほしいと思っています」と語った。
また、レストランや自然食品店と協力して、ベースヌードルを料理に使用したり、販売をする計画がある。
Rosenzweig氏は、ベースヌードルは米国の公式ウェブサイトを通じ一食4.99ドルで販売されていると述べた。
同社は最近、スマートキッチンサミット2019 Future Foodコンテストのファイナリストにも選ばれ、食品技術業界のリーダーである審査員たちに製品を売り込む予定。
「(当社)は、健康的で栄養バランスの取れた食事を楽に食べるべきだと考えています。 米国の多くの人々にベースヌードルを試してもらえることを楽しみにしています」とRosenzweig氏は結んだ。