チルアウトは美容テクノロジー企業I-neによって開発されたが、エンディアンは、秋に、独立した会社としてコカ・コーラジャパンとI-neの支援を受けて、製品を引き継ぐ。
「このイニシアチブは純粋に日本市場に焦点を合わせています」とコカ・コーラジャパンの広報担当者はFoodNavigator-Asia誌に語っている。
「コカ・コーラジャパンは、今年に入ってI-neによって設立された新しい会社エンディアンに投資しました。」広報担当者は投資に関する財務の詳細を明らかにはしなかったが、買収や購入ではなく、コカ・コーラジャパンとエンディアン相互のパートナーシップであるとことを明確にした。
コカ・コーラジャパン ニュービジネス ディベロップメント部門副社長のMatthew Mitchell氏は次のように付け加えた。「コカ・コーラジャパンは、絶えず変化する日本市場での継続的な成長を加速する新しいイノベーションの機会とパートナーを常に探しています。
このパートナーシップが、両社の強みを活かしたイノベーションが生み出される新しいビジネスモデルの先例となることを期待しています。」
リラクゼーションドリンクのコンセプトはエナジードリンクとは逆で、ストレスの軽減と情報過多からの息継ぎに焦点を当てている。
この目的のために、チルアウトには、ヘンプシードエキス、テアニン、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、E、葉酸、および神経系にリラックス効果をもたらすと言われているガンマアミノ酪酸(GABA)が含まれている。
「チルアウトは飲みやすいように開発されています。カフェインを含まず、果汁由来の糖と天然成分が含まれています。」とコカ・コーラジャパン。
小売価格は185ml缶で185円。販路はオンラインと一ナチュラルローソンなど。
チルアウトの詳細
チルアウトは、継続的なストレスは体に有害であるという概念に基づいて元々2016年にI-neによって開発された。
「ONの状態をつくり出すだけでは最高のパフォーマンスは発揮されない。
ONはOFFがなくては存在しないように、良質なリラックス状態がさらに上の結果へと導く。」とチルアウトのウェブサイトで述べている。
製品は、今年7月にレシピを刷新し、「ライムジュースとマスカットグレープジュースを使用することでより爽やかな味わい」が得られるとともに、GABAの含有量を46 mgに増加した。
この飲料は、カフェインフリー、アレルゲンフリー、人工防腐剤フリー、人工着色料フリー、グルテンフリー、人工甘味料フリーの6つの無添加を特徴としている。
また、消費者の集中力を手助けするための「スーパーフード」としてのヘンプシードエキスの使用と、女性の健康をサポートする葉酸にも焦点が置かれている。